5年生 「分数」 第1弾!
約分も通分もこれで完璧だ
5年生の分数、第1弾! 約分や通分などをばっちり覚えられるページです。
約分、通分、分数と小数の関係、分数と割り算の関係 などなど、分数いきまーす!
同じ大きさの分数
あの~ この3つの分数、、どう思います?
$ \dfrac{1}{2} $ $ \dfrac{2}{4} $ $ \dfrac{3}{6}$
$ \dfrac{1}{2} $ と $ \dfrac{2}{4} $ と $ \dfrac{3}{6}$
どうも思わないけど
なぬ?どうも思わない?
じゃあ 図を見てよ
数字はちがうけど、大きさ同じ~~~!!
そういうこと。
$ \dfrac{1}{2} $ の分母と分子に 2をかけると
$ \dfrac{1^{ × 2 }}{2_{ × 2 }} = \dfrac{2}{4} $
$ \dfrac{1}{2} $ の分母と分子に 3をかけると
$ \dfrac{1^{ × 3 }}{2_{ × 3 }} = \dfrac{3}{6} $
分母と分子に 同じ数をかけたり、同じ数で割ったりしても
分数の大きさは変わらない!
↑ 大事なんでもう一回読んで
つぎは、 $ \dfrac{1}{2} $ の分母と分子に 50をかけてみる
$ \dfrac{1^{ × 50 }}{2_{ × 50 }} = \dfrac{50}{100} $
100に分けたら線が細かすぎて真ん中まっ黒になっちまった
まん中真っ黒に気を取られて、$ \dfrac{50}{100} $ も $ \dfrac{1}{2} $ だ!ってことが頭に入ってこない
それはごめんなさい。まあ、同じ大きさでしたってことで。
つぎは同じ数で割ってみる
$ \dfrac{3}{12} $ の分母と分子を 同じ数で割る
いくつで割る? 3で割る!
はい、大きさ同じ。
ということで、
分母と分子に 同じ数をかけたり~、同じ数で割ったりしても~
分数の大きさは変わらない!
次の□にあてはまる数はなんでしょう。
$ \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{あ}}{3} = \dfrac{4}{6} = \dfrac{8}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{い}} $
$ \dfrac{3}{4} = \dfrac{9}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{あ}} = \dfrac{18}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{い}} $
$ \dfrac{3}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{あ}} = \dfrac{9}{15} = \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{い}}{20} $
$ \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{あ}}{2} = 2 = \dfrac{16}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{い}} $
$ 3 = \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{あ}}{3} = \dfrac{18}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{い}} $
$ \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{あ}}{4} = 4 = \dfrac{20}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{い}} $
$ \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{あ}}{7} = \dfrac{20}{28} = \dfrac{60}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{い}} $
$ 2\dfrac{1}{4} = 2\dfrac{2}{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{あ}} = \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{い}}{4} $
$ 1\dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{あ}}{7} = \dfrac{12}{21} = \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{い}}{7} $
$ 3\dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted red]{あ}}{8} = 3\dfrac{6}{16} = \dfrac{\bbox[yellow, 1pt, border: 1px dotted blue]{い}}{8} $
約分してスッキリ!
さっき $ \dfrac{3}{12} $ の分母&分子を3で割って $ \dfrac{1}{4} $にした。
$ \dfrac{3}{12} $ より $ \dfrac{1}{4} $のほうがシンプルで分かりやすいよね
ここで問題!
$ \dfrac{4}{12} $を約分するぞ。下の文の□をうめてくれ~
(2)みたいに 少しずつ割っていくのもあり!ただ面倒だから、できるだけ大きい数で割った方がイイ
次の数をスッキリさせたい!約分お願いします
通分のやり方
先に言っちゃう。通分とは何かを2回言っちゃう。
通分とは、分母をそろえること。
通分とは、分母をそろえること。
分母そろえてどうすんの? マジで必要なんすか?
必要なんすよ
↓足し算とか引き算で、分母がちがうと↓
$ \dfrac{1}{4} + \dfrac{2}{3} =$
はい、計算できなーい。
分母がそろってないと、分数の足し算と引き算は激ムズ
さあ、分母をそろえるのです
そう、通分するのです
先に答えを見せる
$ \dfrac{1}{4} $ を $ \dfrac{3}{12} $ に
$ \dfrac{2}{3} $ を $ \dfrac{8}{12} $ に
分母をそろえることで 足し算・引き算ができる。
どっちも、数字は変わったけど 分数の大きさは変わってない!
~ 通分のやり方 ~
分母をそろえたい!
4と3の最小公倍数を見つけよう。
最小公倍数は12だ!
じゃあ、分母を12にそろえりゃいい
分母と分子に同じ数をかければ 分数の大きさは変わらないから
分子にも 同じ数をかけてやる。
これは絶対!
これが通分!
通分 これどうする?
最小公倍数の「12」に気づけなかったらどうなる?
よくあることさ
$ \dfrac{1}{4} + \dfrac{2}{3} = $
分母を「24」にするのね
$ \dfrac{1^{ × 6 }}{4_{ × 6 }} $ + $ \dfrac{2^{ × 8 }}{3_{ × 8 }} $ =
で、答えを約分する!
$\frac{\cancel{22}}{\cancel{24}} \frac{11}{12} $
計算はできるってことね。
最小公倍数見つけた方が早いけど
つぎの分数を通分せよ~
小数を分数にする方法
分数を小数にする方法
少数を分数にする、分数を小数にする
簡単にサクッとできま~す。まずは、
小数を分数にする方法
とりあえずやってみましょう。答えは□をクリック
分母が 10、100、1000とかになるのね。
じゃあ、分母が10なのか、100なのか、1000なのか何なのか分かればいい
小数の位っておぼえてる?
そう、$ \dfrac{1}{10} $の位、$ \dfrac{1}{100} $の位、$ \dfrac{1}{1000} $の位 とかいう。
0.261を分数にする
小数部分は$ \dfrac{1}{1000} $の位まであるから、分母は1000
0.261 = $ \dfrac{261}{1000} $
約分できないからこれでOK!
分子はそのまま261ね
そうです。分子はそのまま
103.261 だったら、$ \dfrac{103261}{1000} $
まあ 帯分数だと、$ 103\dfrac{261}{1000} $ だけど
0.19を分数にする
小数部分は$ \dfrac{1}{100} $の位まであるから、分母は100
0.19 = $ \dfrac{19}{100} $
2.9を分数にする
小数部分は$ \dfrac{1}{10} $の位まであるから、分母は10
仮分数だと、2.9 = $ \dfrac{29}{10} $
帯分数だと、2.9 = $ 2\dfrac{9}{10} $
仮分数にするのか、帯分数にするのか、どっちがいいかはっきりしてくれない?
はい!出ました!
仮分数と帯分数 どっちがいいのか!
どっちでもいい!
「帯分数で答えなさい」とか指示がなければ、どっちでもいい。
ただ、小学校では 帯分数の出番が多い。
足し算、引き算のとき 答えが仮分数になったら 帯分数に直したりさ。
でも 帯分数を使うのは小学生まで。
中学とかでこれからいろんな計算をするときは、ほぼ仮分数。
いや、ぜんぶ仮分数。
「これから帯分数はあまり使わないから、今のうちにがっつり使って理解しておこう!」
って感じですかね。
帯分数のいいところは、パッと分かりやすいとこ
クッキーが $ \dfrac{13}{4} $ 枚ある
よりも、
クッキーが $ 3\dfrac{1}{4} $ 枚ある
帯分数のほうが分かりやすくない?
仮分数から 整数を取り出せる!ってことをはっきりさせるには、帯分数がいなきゃ始まんないし。
というわけで、指示がなければ 帯分数でも仮分数でもどっちでもいい。
だけど、小学生は帯分数にしておくほうが安全。
小数を分数で表しちゃってください。
分数を小数にする方法
知ってるかもしれないけど
分数はわり算にできる
分子÷分母
分子を割られる数、分母を割る数にする。
$ \dfrac{3}{5} = 3 \div 5 = 0.6 $
分数を割り算にすれば小数にできるわ!
ついでに帯分数バージョンやっとく?
$ 2\dfrac{3}{4} = \dfrac{11}{4}$
帯分数は 仮分数にしてから
$ = 11 \div 4 = 2.75 $
つぎの分数を小数で表せ!
つぎの分数を小数で表してね。答えは四捨五入して$ \dfrac{1}{1000} $の位まで求めましょう。
割りきれない割り算も分数ならバシッと
たとえば こんな問題
2mのロープを3等分した 1つ分の長さは何m??
2mを3等分だから、
2÷3 = 0.66666・・・
割りきれない
そんな割りきれない割り算も!?
答えを分数にすればいける!!
2mのロープを3等分した 1つ分の長さは何m??
$ 2 \div 3 = \dfrac{2}{3} $
答え $ \dfrac{2}{3} $m
分数は割り算にできるし
割り算は分数にできる
次の商を分数で表してね。ただし、仮分数は帯分数にすること
答えを分数で表しましょう。
1mのロープを3等分した 1つ分の長さは何m??
9kgの米を7等分した 1つ分の重さは何kg??
4Lの水を9つの入れ物に等しく分けます。1つの入れ物に何L入っていますか??
どっちの分数が大きいか
$ \dfrac{5}{7} $ と $ \dfrac{2}{3} $ の大きさを比べたくなってきた。
でもわからん
分母がちがうから分かりにくい。分母をそろえる「通分」をしよう。
$ \dfrac{5}{7} $ のほうが大きい
分数を小数にしても比べることができる。まぁやりやすいほうで
等号 = 、 不等号> < をつかって 次の数をくらべよう。
等号・不等号の 使い方
3 = 3 (同じ)
3 > 2 (3のほうが大きい)
3 < 5 (5のほうが大きい)
つぎの数を大きい順にならべてください。
$ \dfrac{5}{4} 1\dfrac{2}{5} 1\dfrac{3}{10} $
$ \dfrac{4}{5} $ $ \dfrac{5}{6} $ $ 0.7 $ $ \dfrac{2}{3} $ $ \dfrac{11}{15} $